法に従って「敵討ち」が認められるようになった戦時下の日本。多くの場合、敵討ちは当事者同士ではなく「敵討ち執行代理人」と「警護人」によって行われていた。擬態のごとく他人の意識から身を隠す能力を持つ叶ヒロシは、そんな執行代理人の一人。現実と幻想の合間を行き来する彼は、淡々と任務をこなす一方で自らの過去を探り続けていた…。